信頼関係を築き丁寧に一人ひとりを伸ばしたい！【養哲塾 八王子西教室】大西先生

研究職から塾業界へ転身し、養哲塾八王子西教室の教室長を務めて８年。地域の人気校を目指す小中学生を中心に指導。少人数のゼミスタイル授業で、生徒との信頼関係を大切に指導を続ける大西先生。

今回は、『養哲塾 八王子西教室』の大西 秀幸先生にお話を伺いました。　

生徒を伸ばす理想の授業形態！養哲塾との出会い

私は教育業界に入る以前は、博士課程まで進み大学院で研究をしていました。
大学の中で研究を続けていきたいと思いながら、これまでの塾講師として教えた経験や、もともと人に何かを教えることが好きだったことから、教育業界で働いてみたいとも考えていました。

そんな折に養哲塾と出会い、その授業スタイルがとても新鮮で、まさに私がやりたかった授業ができると考え、一念発起して塾で働くことを決めたのです。

養哲塾の授業はゼミスタイルで１授業７人制、机をコの字型に並べて、常に先生が机の中心にいるという形態です。

私はかつて時間講師として働いていた頃から、生徒を伸ばすためには

• 先生が生徒の前に常にいること
• 先生が生徒の手元と表情を確認しながら指導できること

この２点が大切だと感じていました。
そのため、養哲塾の授業はまさに理想の授業形態だったのです。

養哲塾は創業約40年の、地域の老舗塾です。
中央線沿いに西に向かって教室を展開し、現在は6教室。
私が教室長を務める八王子西教室は新しい教室で、八王子東高校・立川高校・国分寺高校・日野台高校等を目指す生徒さんが多く通っています。最近では、都立中高一貫校を目指す生徒さんも増えてきています。

生徒を正しく評価してあげられる先生でありたい

本格的に塾業界で働くと決めた時に、背中を押してくれたのは、これまでに出会った生徒たちです。
今まで数百人の卒業生を送り出してきました。私は関わってきた生徒全員の顔と名前が一致しますし、一人ひとりとのエピソードも覚えています。これは自分の特技でもあると自負しています。

私は先生と生徒という関係の中で、大事にしていることが二つあります。

• 先生と生徒である前に、人と人ですから、信頼関係を構築すること。相手のことをよく知りこちらのことも知ってもらう。関係を構築してはじめて、先生として接することができると考えています。
• 二つ目は、生徒を正しく評価することです。

これは、塾講師としての経験が浅い頃に、ある生徒が気づかせてくれたことです。

ある時、中学生の男の子がお母様に連れられて体験授業にやって来ました。
「連れられて」という言葉がぴったりで、お母様は息子さんの成績不振を心配して「なんとか勉強するようになってほしい」という気持ちでしたが、本人は今すぐにでも帰りたい、塾になんか行きたくないという態度でした。
私はその様子を見て、「この子は体験授業を受けても塾に入らないだろう」と思いました。
それでも本人が「体験授業は一応受ける」と言ってくれたので、「入塾してくれなくても、少しでも勉強に前向きな気持ちで帰ってもらいたい」と考え、彼のやる気を引き出すことだけに集中しました。
結局、最後までその子の表情は固いままでしたが、なんとその日の夜にお母様から電話がかかってきて「息子が先生の塾に通いたいと言っているので、お願いします」と言っていただいたのです。

体験授業で私がやったことは、彼が英単語を１つ書いたり問題を１つ解くたびに「すごいね！」「英語の先生みたいだ！」とほめることでした。
大げさなほめ方に見えるかもしれませんが、普段やらないことができたことは、十分ほめられることです。普段全く机に向かわない子にとっては、英単語を１つ書くだけでも進歩です。

この経験から、先生が正しく生徒を評価することは大切なことなのだと気づかされました。

評価される機会が増えると、「いい」「悪い」を自分で判断できる自信もついてきます。
子どもがやったことで、いいことは「すごくいい」、悪いことは「よくない」と正しく評価する。そのためにも、信頼関係の構築が大切だと考えています。

地域に塾選びの選択肢を！

勉強に困った時に、通える塾の選択肢があることは、地域の子どもたちにとって大切なことだと思います。

大手塾やチェーンの塾のように、カリキュラムや指導法を統一して全国各地に塾を広げることも意味のあることです。
それに対して少人数制授業の塾は、地域の子どもたちのために開かれた、地域色の強い塾です。地域のご家庭や子どもたちのニーズを理解して、細やかに返してあげられるのが少人数制授業の塾の魅力だと思います。

例えば、大手の集団指導塾に通って「このクラスで一番になろう！」と燃える子もいれば、集団指導の中では埋もれてしまい「もっと自分のことを見てほしい」「もう少し自分のペースで勉強したい」と感じる子もいます。
通っている塾が合わないな、と感じた時に、第二の選択肢として少人数制授業の塾を頼っていただきたいです。

地域のご家庭と子どもたちに寄り添った指導、これからも頑張ってください！
大西先生、ありがとうございました！

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