バブル崩壊からコロナまで、時代は変わっても「頑張る」ことは変わらない【You個別指導学院】大山先生

大阪府出身。東大阪・長瀬で『You個別指導学院』を開業して今年で14年目。
社会に出てバブル崩壊の時代を経験し、今も目の前の生徒たちを通して時代の変化を感じ続けているという大山先生。

今回は、『You個別指導学院』代表を務める大山勝也先生にお話を伺いました。

バブル崩壊から塾開業まで、波乱万丈の立ち上げ期

大学を出てから、銀行員として長年勤めていましたが、バブルが崩壊して、その影響で銀行が経営破綻していく中で、私が勤めていた銀行も破綻して吸収されることになりました。
それで新たに仕事を探そうと、転職活動をしている時に、当時塾の教室長の募集を見つけたんです。

元々、金融機関で働くか学校の先生になろう、と思うくらい教育に関心があったので、そこから塾講師としてのキャリアを始めました。

実際に塾での仕事を始めると、生徒たちの成長を間近で見ることができ、やりがいを感じました。
ただ、当時働いていたのはFCの塾だったこともあり、教室長と言ってもなんでも自由にできる訳ではありません。
生徒たちを見ながら、自分だったらこうする、こうしてみたらどうだろう、という思いが膨らんできて、他の独立した塾仲間にも背中を押されて「自分で塾をやってみよう」と『You個別指導学院』を開業しました。

一生懸命頑張ることの大切さを伝えたい。

前職の頃からすると、約20年地域の子どもたちを見続けています。
時代と共になのか、他の要因なのか、はっきりとは分かりませんが、以前と今とでは求められることが劇的に変わっています。

『You個別指導学院』は、“準進学塾”を謳っています。いわゆるトップ校を狙うのが“進学塾”として、うちは2番手３番手校、地域の人気公立高校をめざす塾です。
近隣だと布施高校など、公立高校入試で偏差値55前後の学校です。

同じ学校を目指す生徒でも、ここ最近は本当に勉強をしない子が増えたと感じます。
昔は授業時間以外でも、ほぼ毎日自習室を使って勉強しに来ていたのが、それも減ってきています。
近年の大阪府は、私立無償化だったり公立高校の定員割れだったり、トップ校を除けば「高校は頑張らなくても行ける」状況ですから、中学生の勉強意識が低下するのも分かります。

その状況を嘆かわしいとも思いますが、塾として、地域の子どもたちにできることをやっていきたい。
どの高校に行くにしても、目標を持って受験に向き合って、勉強を頑張って入学する子がいれば、ダラダラと過ごして入学する子もいます。
同じレベルでも一生懸命やることで得られるものが沢山あるし、それが受験の意味です。

だから、それぞれのレベルで一生懸命頑張ってもらいたいという思いで、指導にあたっています。

地域の方からは「進学校を目指す塾ではないけど、すごく面倒見が良い塾だよ」というお声をよくいただきます。

地域と二人三脚で13年、「刑務官」からかけこみ寺の住職へ

目の前の生徒たちが、時代や環境と共に変わってくると、自分もそれに合わせて変わっていく必要があると思っています。

昔は、すごく怖い先生と言われていました。怒って伸ばす、という方法を中心にやっていて、実際にそれで結果も出ていた。
当時の私を知る他塾の先生からは「それじゃ刑務官やで」と言われたこともあって、それくらい厳しかったのだと思います。

それもだんだんと、目の前の生徒たちに合わなくなってくるんです。
そこから自分のスタイルを変えるのに４～５年かかりましたが、今は「刑務官」の面影もないと思います（笑）

今の『You個別指導学院』の役割は、勉強ができない、授業を聞けないというレベルの生徒も多いですから、そういう子たちの「かけこみ寺」だと思っています。

昔は生徒たちに対して「自分で勉強の楽しさを見つけてほしい、自分で頑張る力をつけてほしい」と思い指導していました。今は、もう少し手前のレベルから指導していく必要があるのかなと感じています。
塾に来たら、まず80分集中して頑張る。「目の前のことを頑張る」ところから始める。それができるようになったら次のステップですね。

これからも、生徒たち自身も、生徒たちを取り巻く学習環境もどんどん変化し続けるのだと思います。
地域の生徒さんに寄り添いながら、頑張っていきたいです。

健康管理・身体作りも大切！

講師をしてくれている先生たちも若いですし、生徒たちもエネルギッシュですから、私も一緒に頑張るために日々ジムに通って体も鍛えています。まだまだ頑張りたいと思います！

地域の子どもたちに寄り添う個別指導塾、これからも頑張ってください！
大山先生、ありがとうございました！

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