国語力を鍛えることが時代を生き抜く力に繋がる!【Keep-F】泉先生

関西で中学受験国語を指導して約30年。生徒一人ひとりの国語力を伸ばしたいという思いから、今年4月に堺東で中学受験や私立小学校の進学指導を行う『中学受験国語専科 Keep-F』を開校。

今回は、『Keep-F』代表を務める泉貴士先生にお話を伺いました。

目次

マンツーマンで国語力を伸ばしたい!『Keep-F』を立ち上げたきっかけ

これまで中学受験の国語を専門に、大手進学塾で教えてきました。指導歴は約30年になります。
国語は他の教科と比べても、個別の対応が必要な教科です。集団授業のみの指導では、全員の国語力を伸ばすことは難しく、また授業外でフォローをしてもなかなか全員を見ることはできません。
そういった点にもどかしさを感じ、一人ひとりを個別に指導して国語力を伸ばしてあげたいという思いで、独立を決めました。
『Keep-F』では、語彙力が足りていない子には語彙力の手当てを。記述ができない子には記述の手当てを。一人ひとり必要な手当てをしています。

国語力のベースは語彙力です。語彙力の上に、客観的に文章を読む力をつける。これが読解力をつけるということです。
例えば、桃太郎を読んだ時の生徒たちの感想に、以下のようなものがあります。
「鬼をやっつけた」という感想。これは“主観的”な読解です。
一方、「正義は勝つのだと思った」「弱い者でも力を合わせれば強い者に勝てる」という感想。これは先ほどの“主観的”な読解から一歩視点を引き上げた “客観的”な読解ができている感想です。

直接書かれている内容から行間を読んで、抽象的な読解に引き上げる。読解力を上げるためにはそうしたトレーニングが必要です。
集団指導でも身に付かない訳ではありませんが、個別にマンツーマンで鍛えていくのが効果的です。

読解力を引き上げる指導

中学受験に必要な2つの「シコウ」

『Keep-F』では、中学受験の勉強として2つの「シコウ」を教えます。一つは「思考」、もう一つは「試行」。「思考」はいわゆる考える力で、「試行」は試行錯誤する力です。

以前、「これは灘中学校の問題です」と伝えて生徒たちに問題を解かせてみたところ、ものの3秒くらいで「わからん」と匙を投げる子が本当に多かった。
実際はものすごく簡単な問題で、自力で解けるはずなんですが、“灘”と聞いただけで諦めてしまうんです。
解決の糸口を探そうと、何かしら手を動かして、「試行」する姿勢さえあれば、答えが出ることは沢山あるんです。
受験勉強を通して、そうした考える力、粘り強く取り組む力もつけてもらいたいです。

生涯必要な「直し」の力を身につけさせたい

私は国語に限らず、勉強の本質は「直し」にあると思っています。

間違った問題を、なぜ間違ったのか見直し、自分で考えて「直し」をしていく。
これは勉強においても重要ですし、社会に出た時も絶対に必要な力です。

面倒くさがったり諦めたりと、「直し」を嫌がる子はすごく多いです。でも、勉強では「直し」を面倒くさがる子が、プログラミングだとどこが間違っているのか数十分も粘り強く考え続けたりするんです。
「直し」の力をつけるきっかけは、受験科目の勉強以外の所にも沢山あるのだと思います。そういうきっかけも、生徒たちにどんどん提供していきたいと思います。

受験はゴールではないから、ご家庭の“幸せ”もケアしたい

塾名の『Keep-F』には、「FELIX」の頭文字であるFをつけています。FELIXはラテン語で「幸せ」という意味です。
「中学受験の学習を通して、ご家庭に幸せをもたらしたい」これが『Keep-F』の理念です。

難関、最難関と言われる学校を目指すのであれば、勉強以外の面でもそれ相応の対策が必要です。

中学受験で重要なことの一つは、お子さんのモチベーションコントロール。本人が将来やりたいことを考え、目標を見据えた上で、そこにいくための道として主体的に受験に向き合うことが必要です。
以前、大手進学塾で指導していた際も、授業の中でモチベーションを高めるための時間を設けていました。

そして中学受験でもう一つ重要なことは、お子さんと親御さんがうまくタッグを組むことです。
お子さんの意識と親御さんの意識にズレがあり、結果、お子さんの可能性を潰してしまうケースも数多く見てきました。また、中学受験をゴールにしてしまい、入学してから燃え尽きてしまうというケースも多いです。

中学受験はあくまで通過点で、そこから先、中学・高校・大学・社会に出てからと、勉強は一生続いていくのです
だから、勉強内容だけでなくご家庭の“幸せ”にも寄り添う指導をしていきたいです。

これから先の時代を生き抜く力をつけてほしい

最初にお話した客観的な読解は、人間にだけ与えられた読解力で、現段階ではAIには真似ができない能力と言われています。生徒たちには将来、AIに代替されないような、それぞれの能力を生かして活躍できる人に成長してほしいです。また、国語を勉強することは、他者を理解する力や、自分の考えを表現する力といったコミュニケーション力に直結します。豊かな人間関係を育める人にもなってほしいですね。

国語学習を通して、社会で活躍できる人間力を養うお仕事。これからも頑張ってください!
泉先生、ありがとうございました!

Keep-Fへのお問い合わせはこちらから

塾名Keep-F(キープエフ)
所在地〒590-0077
大阪府堺市堺区中瓦町1-4-21 和建堺東ビル 402
HPhttps://keep-f.com/
TEL072-200-2280
対象学年小学1年生~6年生

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この記事を書いた人

枚方市在住。岸和田の個人塾『大志学園』で勤続13年、過去に地域の公立高校・私立高校を紹介するフリーペーパー「大志通信」の制作を担当。”個人塾の良さを、沢山の人に広めたい”という思いで『いい塾探しドットコム』を運営しています。

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