「こうなりたい」を見つけ、自分で自分を成長させられる人になろう【総合学習教室ブリッジ】田中先生

子どもの頃からの夢である「地元で子育てをする」を叶えるために、大学卒業後、地元企業に就職。その後、大手予備校、進学塾講師、家庭教師を経験し『総合学習教室ブリッジ』を開塾。現在は、算数オリンピックメダリストを輩出する『りんご塾いなえ校』も運営。

今回は、『総合学習教室ブリッジ』代表を務める田中力磨先生にお話を伺いました。

目次

いつ来てもいい、何をしてもいい、一風変わった塾?

『総合学習教室ブリッジ』では、塾に来る回数の決まりはありますが、それ以外は授業時間や科目などの決まりはありません。前日の23時までに連絡をくれれば、いつ塾に来てもいいし、何を勉強してもいいのです。
塾では飲食も自由ですし、音楽を聞きながら勉強してもいい。

子ども達が自分でやることを決めて、わからない問題が出てきた時に、一緒に考えます。
僕達が持っている知識を伝えるというよりも、スマホやタブレットを使って調べる方法や勉強する方法を教えます。
自分で調べても解決できなかった時に、先生が解説をします。

自分でやることを決めるというのは、最初は難しく思われるかもしれませんが、同じ空間で周りの先輩たちがそうしているので、自然と慣れていきます。
学年が違っても皆地元の子どもたちなので、顔見知りです。お互いに頑張っている姿が刺激になりますし、生徒同士で質問し合って解決していることも多いです。

ちなみに、うちで高校受験をした子たちは、高校生になってからは無料で塾に来れるようにしています。
どんな勉強をしに来るかというと、定期テストや受験勉強だけじゃなくて、高校で商業科だったり工業科に進んだ子たちが資格試験のために勉強しに来たりするんです。
小中学生の子どもたちと一緒に勉強をするので、良い刺激になっていると思います。
僕たちが何かを指導して引っ張るというよりも、生徒たちが生徒たちを育てていると、日々感じます。

変わった塾だという自覚はあるので、入塾する前にはひと月ほど無料で体験をしてもらっています。
生徒本人が「ここで頑張りたい」と思って入塾してほしいのです。

「いい学校」って何ですか?

自発的に勉強をして、勉強が習慣化されていくと、当然学力がついていきます。
土地柄、中学受験をする生徒は少数派ですが、受験する子の中には灘や東大寺、神戸女学院に進学する子もいます。
しかし、それを目指して指導しているわけではありません。
学力がついた結果として、本人たちが行きたい学校を選ぶのです。

勉強の動機として、よく「いい学校に行きたいから」と言われますが、「いい学校」とはなんでしょうか。

ついつい当たり前のように思ってしまいますが、勉強ができるということ自体、恵まれていることです。
何のために勉強をするかというと、自分の好きなことを追求したり、自分が幸せになるためです。

受験だって実際は、サッカーや野球みたいな“競技”の一つです。受験をするもしないも、好きに選べます。
トップ校に進学することが本人にとっていいことなら、それが「いい学校」です。
勉強が得意だったとしても、将来野球をやりたいからとスポーツの道を選ぶ子もいます。
大学へ進学せず、宮大工の道に進みたいという子もいます。
「宮大工は神社の仕事やから、これから先も必要とされる」と知識を持って選ぶのですから、立派ですよね。

それぞれがその子にとっていい学校、いい進路です。

そのように考えているので、合格実績をPRすることはしていません。

将来どこに住んで、どんな生活をしたい?「自分がこうしたい」の意思を持って

僕は学力のレベルよりも、「自分はこうしたい、こうなりたい」という意思を持つことが大切だと考えています。

「将来どうなりたい?」と聞くと、多くの子どもが職業を答えますが、今知っている職業なんて限られていますし、この先職業はどんどん変わっていきますから、「この大学に行きたい」「この会社に入りたい」を目標にしてしまうと、将来ミスマッチを起こす可能性が高いです。

だから生徒たちには「将来どこに住んでいたい?」「どんな生活をしたい?」と考えてもらいます。
今過ごしている時間は、将来に繋がっていく時間です。

ちなみに僕は、小さいころから「地元で子育てをする」というのが夢でした。

母方も父方も地元で商売をしている家系で、今塾をやっている場所は、かつて祖父がスーパーを営んでいた場所です。父も自営業をしていました。
そんな話をすると、子ども時代は忙しくて遊んでもらえなかったのでは、と思われるのですが、その反対で、休憩が取れれば平日の昼間でも一緒にキャッチボールをしてくれていました。
子供心に商売の大変さも見ていましたが、それ以上に「こんな生活がいい」と思っていました。

僕自身、大学は20校以上落ちましたし、就職の時にはメガバンクから内定をいただきましたが、地元から出なければならないため辞退しました。でも「地元で子育てをする」夢は叶えられています。

自分の目標とする生き方さえあれば、途中どんな道を通っても大丈夫ですから、生徒たちにも行く先々で、勉強で身に付いた力を利用して生きていってほしいです。

地元で暮らす人たちが豊かになる、『地域のインフラ』を作りたい

今、塾・そろばん・書道等を教えているので、幼児さんから既卒生まで幅広く通っていただいているのですが、お母さん方がめちゃくちゃ忙しいのを目の当たりにしています。「あそこに預けておけば大丈夫!」と安心していただける塾であるのはもちろん、お母さん方にも友人との交流や自分の時間が作れるような場所を提供できたらと思います。塾というコミュニティから、できることを広げていき、地元の皆さんの生活を支える『地域のインフラ』を目指したいです。

地元の子どもたちに、将来に活きる自学自習の力をつけるお仕事。これからも頑張ってください!
田中先生、ありがとうございました!

総合学習教室ブリッジへのお問い合わせはこちらから

塾名総合学習教室ブリッジ
所在地〒521-1125 滋賀県彦根市稲枝町311−5​
HPhttps://www.rikima81.com/
TEL0749-20-5392
対象学年幼児~既卒生
instagram@bridg_inae

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この記事を書いた人

枚方市在住。岸和田の個人塾『大志学園』で勤続13年、過去に地域の公立高校・私立高校を紹介するフリーペーパー「大志通信」の制作を担当。”個人塾の良さを、沢山の人に広めたい”という思いで『いい塾探しドットコム』を運営しています。

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