個人塾の力で、地元教育の底上げを！【学習塾TWO-TOP】会田先生

2025-01-13

地元・郡山で塾の仕事を続けて22年。東日本大震災を契機に福島全体の教育を考え始め、子どもたちの学力を底上げする指導に取り組みたいという思いで『学習塾TWO-TOP』を開塾。情熱を絶やさず、理想の塾教育をめざして進み続ける会田先生。

今回は、『学習塾TWO-TOP』代表を務める会田勇生先生にお話を伺いました。

福島の教育を底上げしたい！震災から構想が始まった『学習塾TWO-TOP』

『学習塾TWO-TOP』は、福島の教育を底上げできる塾を作ろうという思いから、10年以上の構想を経て2024年7月に開塾しました。

構想を始めたきっかけは、2011年に経験した東日本大震災です。

当時、私は地域の大手塾で勤めていました。
勤め始めた頃は、まだまだ先生として未熟で、生徒の人気取りに必死だった時期がありました。
その後、経験を積むにつれ意識は変わってきていましたが、考え方が大きく変わったのは東日本大震災の時でした。

まず、生徒だけでなく、保護者の方々の目線や想いをより強く意識するようになりました。
そして、塾の中だけでなく、福島全体の教育について考えるようになりました。

それ以来、勤めていた教室で、保護者目線を大切にした対応や、生徒一人ひとりへの細やかな指導を実現するべく動いていました。しかし、大手塾ですから、私の一存で指導内容や方針を変えることはできません。
会社全体として、サービスは均一に、他の教室と足並みを揃えることが求められるため、私のやりたかったことはストップがかかってしまいました。

そこから、私の考える塾教育を十分に提供するために、個人塾を開こうと心に決め、『学習塾TWO-TOP』を開塾するに至りました。
『学習塾TWO-TOP』では、中学生の高校受験指導を中心に、平日は集団指導、週末の土日は個別指導とハイブリッド型の指導を行っています。
多くの生徒が県内の公立進学校をめざし、日々頑張ってくれています。

全塾生に学習習慣を！授業＋自習室で頑張る「塾風」作り

生徒たちには、１回１回の授業内容を理解するだけでなく、授業以外の時間に自分で学習する、学習習慣をつけてもらいたいです。
そこで、「塾は授業を受けるだけでなく、自習室を使うための場所だ」という塾の風土や文化、略して「塾風」作りに力を入れています。
私は前職の頃から、「塾風」を作ることに重きを置いてきました。

「塾風」を作れるかどうかは、精神論で申し訳ないんですが、先生の熱意によると思います。
生徒たちが自然と自習室を使うようになるのではなく、私たち先生が「塾に通っているなら、自習室で勉強するものだ」と発信していくのです。

私たちが本気で訴えれば、生徒たちは必ず応えてくれます。
手前味噌ですが、私は「パッション」だけは22年間ずっと欠けたことがありません。
私の本気度をいかに生徒たちに伝えられるかで、結果は変わると信じています。

現在、『学習塾TWO-TOP』の塾生は51名。
高校受験を間近に控える中３生は、平日は学校が終わったらすぐ、週末は開校一番から塾に来て、夜22時まで自習室で勉強しています。
それを見ている他学年の生徒たちも刺激を受けて、自習室に通ってくれています。
その結果が、本人たちの成績向上や志望校合格に繋がり、ひいては福島の教育の底上げに繋がると信じています。

先生自身のあり方が生徒たちのお手本に

私は、中学生の頃から塾の仕事に憧れていました。
当時、私も個人塾に通っており、そこは女性の先生がお一人で指導されていました。
生徒はのべ100人くらいいたと思うのですが、それでも全員のことを細かく把握して配慮されて、子供心に素晴らしい人だと思いました。

私も個人塾を開く身となり、先生自身のあり方は生徒たちのお手本になるのだと、強く実感しています。
生徒たちには、受験勉強を通して、学力はもちろん精神力や忍耐力といった、いわゆる人間力を培ってもらいたいです。
そのためにも、私自身が日々自分を律し、一度決めたことは徹底してやっていく姿を見せたいと思っています。

まだまだ開塾から間もなく、試行錯誤の日々ですが、有難いことに生徒たちや保護者の方々も応援をしてくださいます。一つのチームのような感覚があり、大変有難いです。
地域のご期待に応えられるような塾として、頑張りたいと思います。