好きなことを見つけて伸ばせる人になってほしい!【向学小倉】山口先生

指導歴40年。塾バブルの時代に国語講師として鍛え上げ、現役で地域の子どもたちを指導し続け、これからの時代を生きる力をつけてあげたいと語る山口先生。

今回は京都府宇治市『向学小倉』の山口義広先生にお話を聞きました!

目次

向学小倉ってどんな塾?

偶然とご縁が重なって、5年前に『向学小倉』を開塾しました。
『向学小倉』ができる前も、この場所はずっと塾でした。
1991年から約20年間、株式会社岡本塾が運営する「向学ゼミナール」があって、前任者が塾を閉めるということでお話をいただき、私が引き継ぐことになりましたので、当時の塾名を残して『向学小倉』という塾名にしました。

『向学小倉』では、1クラス5~8名の一斉授業を中心に行っており、必要に応じて個別指導も行っています。
現在の通塾生は中高生がメインで、小学生のお子さんも通っていただいています。
学力レベルは様々で、偏差値30~40台でなんとか高校受験をできるかどうかのお子さんが比較的多いですが、中には高3生の授業を一緒に受ける中2生もいます。
できる子には、刺激を与えてあげるとどんどん伸びるので、中学生でも高校英語の文法や数学の微分積分などを教えてあげると、ある程度ついてきています。

『向学小倉』には東大理Ⅲの受験でも指導できる先生方が集まっていますから、学力や目標を問わず、色々な生徒さんを教えていきたいです。

教員採用「0名」時代に選んだ、塾の道

私自身は、学生時代を含めて40年近く塾に携わっています。

中高生の頃、親子関係がうまくいかない時期があって、読書に逃避していたら本が好きになり、国語は勉強しなくても自信が持てる教科になりました。
得意な国語を活かして仕事をしようと考えた時に、当時は教員以外思いつきませんでしたから、教育大学の国語科に進みました。
ところが、私が卒業する年次の教員採用数は「0名」だったのです
教育大学で学んで教員免許を取っても、就職先がないということで捻くれてしまい(笑)日本全国を放浪したりしていました。

教員になれないので、塾で働き始め、有難いことに最初の3~4年間は国語を教えることだけに専念させてもらいました。

塾バブルの時代で、1週間で国語の授業が12コマもありました。
12コマ全て、学年も単元もレベルも違う授業ですから、寝る間も惜しんで授業を作り、教材研究をして、授業をして…の繰り返しです。
本当に大変でしたが、おかげで国語講師としてのスキル、授業のノウハウ、受験指導方法など塾講師として必要なことをその時期に大きく吸収できました。

ちなみに当時は、就職4年目で給料が3倍になった時代です。
周りも豪快な生活をしていましたし、私も年間240~260万円ほど本に使っていました。私の周りの同時期の先生たちで、今でも現役で働いている人はほとんどおりませんが、こうして塾講師をやらせていただけているのは、当時の蓄積があるからだと思います。

これからの時代を生きる子どもたちに「好きなこと」を見つけて!

AIの時代が到来して、これから全く新しい世の中ができあがっていきます。
自動会計システム、無人コンビニ、無人運転など、既に人間の代わりにコンピュータが働き始めています。

そうすると、次の世代を生きる子どもたちは、人間は何をする生き物なのかという哲学的なことを考えたり、どうやって食べていけばいいのかを模索し続ける必要があるのです。

安定を求める子も多いですが、これからの社会では新しいことをどんどんやっていく気力や能力が求められます。

だからこそ、「何が起こるか分からなくて不安」ではなく、「何が起こるか分からないから面白い」と思えるように、導いてあげたいと思っています。

勉強ができて新しいことをどんどん創造できる子もいれば、成績はオール3でとびぬけてできることもない、という子もいます。そういう子でも、今の時代なら、好きなことが一つあれば生きていくことができます。

生徒たちに勉強以外での体験も増やしてあげたいという思いから、夏休みの自由研究などの機会に、自然観察等もやっています。
私が資格を持っていまして、ニワトリやカメの解剖をして食べるという体験もしました。
稗(ひえ)を脱穀して食べてみるという取り組みもやりました。実際にやってみると、稗はなんと米の10倍ほど脱穀に時間がかかるんです。昔は稗や粟を食べていた、と言いますけど、食べるまでの苦労が大変なんですね。

色々なことを体験しながら、生きるということを考えたり、自分の興味関心を見つけてもらいたいです。

幸せになるために、今すべきことを考える

生徒たちには「人間って、幸せになることが大切なんだよ」ということを常日頃から話しています。「幸せになるためには」を起点に考えて、学校や進路を選んでほしい。初年度の卒業生たちの中には医学部に行ったり、大学院に行ったり、インドで放浪している子もいます。塾で伝えたことが少しでも心に残っていたら嬉しいですね。

これからの時代を生きる生徒たちに「生きる力」をつける指導、これからも頑張ってください!
山口先生、ありがとうございました!

向学小倉へのお問い合わせはこちらから

塾名向学小倉
所在地〒611-0042
京都府宇治市小倉町蓮池173-16
TEL0774-94-6346
対象学年小学生・中学生・高校生
X@OguraYamaguchi

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この記事を書いた人

枚方市在住。岸和田の個人塾『大志学園』で勤続13年、過去に地域の公立高校・私立高校を紹介するフリーペーパー「大志通信」の制作を担当。”個人塾の良さを、沢山の人に広めたい”という思いで『いい塾探しドットコム』を運営しています。

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