大学時代から塾講師をはじめ、塾業界に就職。大人数の授業についてこれない子もしっかりサポートしたいと、少人数制で生徒を伸ばす『少人数指導塾DREAMS』を高石市で開業し現在11年目。
今回は、『少人数指導塾DREAMS』代表を務める藤田晃司先生にお話を伺いました。
少人数制で、主体的に考える力をつけてあげたい。少人数指導塾DREAMSの指導
『少人数指導塾DREAMS』は1クラス最大8名までの少人数制集団授業の塾です。
少人数制の集団授業は、集団と個別それぞれの良い所を活かせる形態だと考えています。
大人数の集団指導だとついてこれない子も、少人数ならばサポートすることができますし、一番のメリットは、生徒が“自分事”として授業に参加できる所だと思います。
集団指導でも個別指導でも、自分以外の生徒が先生に質問している時は “他人事”として聞き逃してしまいがちですが、実は自分に必要な内容であることは多いです。
少人数制だと、他の子から出た質問にも興味を持ち“自分事”として聞くことで、沢山の発見があります。
自分はできていると思っていても、他の子の質問を聞いてハッとする顔をよく見ます。
授業では基本の土台を固める内容を説明し、あとは各々の目標に応じて課題を与えます。
例えばテスト前だと、70分間の授業中30分間は解説、30分間で各自の目標に応じた勉強、10分間でモチベーションを上げる話を入れるような授業をしています。
定期テストで60点をめざすなら、70~80点をめざすなら、9割以上めざすなら…と、目標点数ごとに対策ややることを提示しています。
目標点数は先生が決めるのではなく、生徒自身で決めてもらいます。
テストの目標点数も、時には授業で扱う内容も、生徒たち主体で考えさせることに重きを置いています。
先生が引っ張っていって、時間や行動をみっちり管理すれば、確かに一時的に成績を上げることは簡単です。しかしそれでは、卒塾後に生徒たちが困ってしまいます。
これは私自身が経験してきたことで、中学生の頃、徹底的に宿題をやらされる厳しい塾に通っていました。
野球少年だったんですけど、グラウンドに下敷きを敷いてまで宿題をやっていた。
お陰で成績は良かったのですが、卒塾して高校に入った途端、全く勉強ができなくなりました。やらされる勉強しかしてこなかったから、勉強法がわからなかったんです。
当時は本当に苦労したので、生徒たちには、塾がなくても自分で勉強ができるようになってもらいたいのです。
お金と時間と学力が無限にあるとしたら、何になりたい?
もう一つ、塾生たちに日々伝えていることは「自分の将来を考える」ということです。
これも私自身の経験で、高校は進学校に進み、先ほど話した通り勉強で苦労したので、ついていくだけで大変でした。
学校の先生は口を開いたら「国公立に行け」と言うばかりで、自分の将来のことを考える時間もほとんどなく、車が好きだからという理由で車業界に関わる学部を選びました。
就職の時に、もう一度自分の将来ややりたいことをじっくり考えた時に、大学時代から始めた塾講師の仕事が向いているのではないかと思い、塾業界に就職しました。
自分で塾を始めてからも、11年続けさせてもらっているので、大変有難いです。
生徒たちに「将来やりたいことは?」と聞くと「決まっていない」という答えが大半です。
「決まっていない」という子には、「お金と時間と学力が無限にあるとしたら、何になりたい?どんな働き方をしたい?」と問いかけています。そこから考え始めてもらうと、少しずつなりたいもの、やりたいことが浮かんできます。
次に、その将来像に近づくためにどうすれば良いかも一緒に考えます。理想の将来像を10として、今がゼロ。
ゼロから10までの間を埋めていくためには今なにをして…という所から、一緒に考え、目標設定していきます。
生徒たちには、我が子のように接し続けたい
DREAMSでは宿題はあまり出しません。宿題を沢山出すことも、成績を上げることには繋がりますが、ただ写すだけの作業に何時間もかけるよりも、自分で考えて問題を解いた30分の方が意味があると考えています。
だから、生徒たちにも「楽して点取れ、苦労はせんでいい」と伝えて、毎回の授業ノートの見直しを最低限やってくるように指導しています。
「授業はこんな内容で、藤田先生こんなこと言ってたな」ということは最低限見返しして、各々の課題に取り組んでもらいます。
だから、宿題をやってこずに怒られるみたいなことはあまりないのですが、最低限の見直しもやってこない時は、めちゃめちゃ怒ります。
私自身も子育てをしていて、生徒たちのことも我が子のように感じています。
だから、我が子のように「全力で褒めて、全力で怒る」接し方を大切にしています。
地域の中で「この塾行っとったら、ちゃんと力つけてもらえるよね」と思ってもらえる塾でありたいです。
生徒目線であり続けたい!
私自身、地元のお祭りもやっていますし、子どもと同じ目線で楽しみたいと思っています。 以前、塾が大きくなってきた時に、経営側に回ろうとしたこともあったんです。でも、子どもたちに直接伝えたい気持ちが大きくて、現場で先生を続けています。「皆よりちょっと先輩なだけ、ちょっと苦労しただけ」その目線を忘れずに、先生を続けていきたいです。
先生自身の経験を地元の子どもたちに伝え続けるお仕事、これからも頑張ってください!
藤田先生、ありがとうございました!
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塾名 | 少人数指導塾DREAMS |
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対象学年 | 小学生~高校生 |
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